pupaライターのふさです!
今回は、pupaメンバー同士でテーマを決めて意見を出し合い、様々な価値観、考え方に触れようという企画です。pupaというメディアは、「生き方・働き方」図鑑です。
就活のグループディスカッションのように、一つの結論を出すのではなく、ディベート大会のように、勝ち負けを決めるのでもなく、ただただそのテーマについて時間を決めて話し合います。さて、どんな気付きがあるでしょうか?どんな価値観に出会えるでしょうか?
題して、、、、
思いつきませんでした。また考えます。
第一回のテーマは「結婚」。
結婚の話となると、個人の価値観が強く出る部分ではないでしょうか。盛り上がりそうですね。
目次
そもそも、結婚したいと思う??
──今回のテーマは結婚ということですけども、近年は結婚率が結構下がってるということで、実際のところどうなんでしょうね?
僕は、結婚してるからあれやとして、結婚意欲が、ある人ー?
集まったメンバー5人のうち、4人が挙手。結婚率は下がっていますが、pupaメンバーは80%が結婚意欲あり。
そして、このテーマ、セクシャリティの問題とか、結構デリケートな部分もあるから難しいですね。気付き1です。
──じゃあ、結婚したい側の意見聞いていこか。さつき、なんで結婚したいと思う?
さつき:人間が一番幸せを感じることができるのって、無償の愛を注いでくれる人がおること、やと思うんですよ。いろんなことを考えて、就活で。
私はもともと、働いてる人を幸せにしたいっていうのを思ってたんですよ。
ただ、働く上での社会的地位とか、名誉とか、成功とか、お金とか、、そういうのが満たされたらほんとに幸せになるのか?っていうのを疑問に思って。
いや、違うなって。人間は孤独であることが一番不幸なんちゃうかなって思ったんですよ。
──そうか〜。結婚したい4人。今さつきが言ってくれましたが、みのりは結婚のどんなところが魅力に感じますか?
みのり:私は、人間として成長できることかなって思います。
子育てとか、結婚によって生まれる人間関係とか、そういうのを考えると、家庭って1つの社会的な団体になりうるじゃないですか。
そういう社会活動としてみたときに、学べることが結構あるのかな〜って。
さつき:確かに。特に女は結婚したらめっちゃ強くなるとか言うもんね。
結婚したことない人がイメージで結婚を語る場
ふさ:てか、結婚したことあって結婚はしなくていいっていうのと、結婚したことなくて、結婚はいいかなっていうのってだいぶ違いますよね。
──これは、結婚したことない人が結婚を語りあう場やね(笑)ふさは、どうですか?
ふさ:僕は社会団体としての家族っていうのは結構共感です。
なんでかって言うと、さっき言ってた話ですけど、社会にのなかにある組織の最小単位が家族だと思うんですよ。
で、個人的に人の居場所となるような組織とかコミュニティにすごく興味があるので、最も身近なコミュニティとしての家庭っていうのは持ってみたいなって。
──へ〜〜。知りたい欲みたいなんが強いんかな?
ふさ:それが根源かはわかんないんですけど、知りたい欲っていうのは結構あります。
かんざき:愛はないの?(笑)
ふさ:愛は〜、、あるよ!(笑)
──かんざきは?
かんざき:僕は、結婚は一番長く付き合う人を決めるっていう決断だと思ってます。
30とか25とかで結婚したとして、そのまま今までの人生の倍とか付き合っていく可能性があるわけじゃないですか。
そうなったときに、それだけの信頼を築けるような関係ってどんなだろうっていうことに興味も湧くし、そういう関係を築けたら幸せやろうなって思うんですよね。
結婚はあんまり・・・
──そんな中で、今は正直あんまり結婚は…っていう石塚くん、どういう意見でしょうか?
石塚:そもそも論なんですけど、完全に自分と金銭感覚とか、考え方とか合って、好きになれる人がいれば結婚したいんですよ。
もちろんそれはしたいですけど、まあ、そんな人が自分のことを好きになってくれる可能性も低いし、そもそもそんな人がいるのかっていう話やし、結構なんかリスク大きいなって思うんですよね。
結婚したい人たち:そこ?!
石塚:え、だって仮に好きな人でも、金銭感覚とか合わないとしたら、結婚したことによって負担というか、そういうので仲違いして、裏切られるのとか、考えたら、怖いし彼女でいいんじゃねって思う(笑)
ふさ:でもその彼女で一生いるっていうのは結構理想かも。長く連れそうってなったら、大半の人は結婚しよってなるじゃないですか。半自動的に。
その結婚っていう重たい契約なくてもいいじゃんってことよな。
石塚:そうそう。僕結婚するってなったらたぶん関係を切っちゃいますね。
さつき:え〜〜〜〜〜!!
結婚で得られるものは「無償の愛」?
──だって50年とか60年とかやで、親と付き合う時間より長いくらいやで。どうやねん結婚ってな。
さつき:私もちょっと前までは、結婚に対してそんなに前向きっていうか、考えたことなかったけど、無償の愛っていう考えに至ってしまってから、、(笑)
無償の愛程最強なものはない!(笑)
ふさ:無償の愛ってそんな急に気づいたの?(笑)
さつき:映画かな!!!!
みのり:アバウト・タイムとか?
ふさ:一時期ヒューマン系めっちゃハマってたもんな
わく:ヒューマン系(笑)
かんざき:あれとかそうやん、トゥルーマン・ショーとか。
さつき:あれは酸欠なったやばかった
ふさ:ファシリテーター。脱線してます!!
──戻します。無償の愛を受けたいの?
さつき:受けたいし与えたいかなあ
──なるほど。そういう関係の人がいれば、いいなってね。石塚なんかありそう。
無償の愛って何じゃそりゃ?
石塚:無償の愛の定義がよくわかってない。。
無償の愛ってなんですか??
みのり:メリットデメリットなく注がれる愛じゃないかなって思います。
石塚:それって、極端な話、人を殺したりしても「あ、なんかあったんやろうな」みたいな感じで受け入れてくれるというか、かばってくれるというか。
それくらいってことですか?
みのり:私はそれくらいかなって思います。
石塚:なるほど、ありがとうございます。
僕思うのは、それだとすると、無償の愛って、友達とか、親子とかともその関係を作れるんじゃないかなって。
結婚に求めなくても良くないですか?
さつき:なんか違いがある気はする…
ふさ:はい!
──はい。
ふさ:僕、お金、時間、名誉、名声とかを抜きにした時、自分が何をしたいかっていうのを一時期ずっと考えてたんです。
いろんな人に聞いてみたりして。で、その時思ったのが、コミュニティみたいな居場所を創るなって思ったんですよ。独りは嫌やなって思って。
経営者の人って、社員に対して家族のような感覚を抱いている人も多いと思うんですけど、それも居場所づくりかなって思って。
結婚して、子供を創るっていうのはそれと同じで、自分が居場所を創る側に回るっていう行為ですよね。
だから、結婚するのも、会社創るのも、オンラインサロンみたいなのを運営するのも、結構その居場所つくりっていう点では似てません?
何が言いたいかというと、友達とか親に対しても無償の愛を感じることはできるっていうのはそうなんですけど、自分から積極的にそういう居場所を創るっていう点が、あえて結婚することの一つの価値かなって思います。
──結婚が居場所づくりね。
いろいろ広がりましたけども。どうですか、どっか話したいことあるって人は?
かんざき:価値観が合う人と出会える気がしないっていうので思うのは、まずそもそも、誰とも合わないんじゃないかっていうのは僕の中であって。
めっちゃ仲いい友達とかでも、生まれた環境、育ってきた環境が違うから同じはずないんですよね。
さつき:だから妥協は必要?
かんざき:妥協ではないと思うんですよね、、僕的には。
僕はトマトが好きで彼女はきゅうりが好きで僕は嫌いでも、(彼女のこと)好きみたいな?(笑)
これが無償の愛かはわかんないですけど。
石塚:あーそれも無償の愛的なもんかもしれないですね。違うけど認められるみたいな。
──違うものを、ゆるす、認める。それができるのが無償の愛じゃないかと。言うことですかね。このテーマの軸ですね。無償の愛。
かんざき:無償の愛は「じぶんを捧げる」感ありますよね。死んでも守りたいみたいな。。
そこまで自分捧げるのって自分的にはまだ難しいなって思いますよね…(笑)
ふさ:自分の命捧げてまでってそれは無償の愛なのかって難しいですよね
そこまですることが愛なのかどうか…
なんか、そういうの(死んでもいいみたいなの)って単に衝動じゃない?(笑)
──あーー。いいやん!(笑)でも、衝動は恋…なのか…?
石塚:恋してたいなあ(笑)
みんな:(笑)
結婚する相手に何を求める?
みのり:なんか前友達と喋ってたのは、彼氏とかに居心地の良さとか信頼感を求めるのか、ドキドキとかそういう、さっきいった衝動みたいなのを求めるかみたいな話
さつき:ドキドキとか今どき求めるの?(笑)
──結婚する人に何を求めるのか。
ふさ:僕マザーテレサと結婚したいです。なんか全部赦してくれそう。(笑)
みんな:(笑)
さつき:包容力みたいなね。てか、そういうわがままゆるしてくれる人じゃないと無理でしょ(笑)
ふさ:自分も相手も弱さを見せれる、見れるってことに興味あるんですよね。信頼関係深ければ深いほど、そういうのあるじゃないですか。
「こいつが何できるか」より「こいつが何をできないか」で語れたらいいなって思います。
仕事やったら逆なのかもしれないですけど。
石塚:闇深い感じっすね(笑)
──結婚する人に求めるものは「弱さを見れるか」という意見が出ました。
かんざき:僕は、相手に、自分で自分のこと好き。を求めるかもしれないです。自己肯定感がちゃんと高い人、というか。
そのほうが、よりお互いで作り出していけるなにかがありそう。
依存関係にならずに、前に進めそう感というか。
さつき:みのり:あーーーーめっちゃ分かる。
「結婚」という契約は重い?
石塚:なんかそれだけ(弱さを見せられるとか見れるとか)のためにその先何十年も結婚っていう契約を交わすのは、なんか煩わしい感じしてしまいます。(笑)
さつき:結婚はそれ以上のなにかあると思うんよなーーー
ふさ:別に違うってなったら別れたら良くない?(笑)契約にとらわれなくても。
離婚することそこまで悪じゃないと思う。
わく:最近ツイッターでみたんやけど、(僕は、もう結婚してる身でそんな共感したとかじゃないけど)20年とかの契約きめてもうて、任期的な。
これからの時代、そういう価値観すらありなんちゃうかなって思った。
石塚:そのほうが少子高齢化も解決に進みそう(笑)
みのり:ちなみに、日本とかは無いけどけど、フランスにはPACS婚っていうのがあって、結婚より軽い法的な契約みたいな。
別れる時とかのハードルが低かったりするのがあるらしいですね。
PACSとは、二人の成人が共同生活を営むために結ぶことができる契約のこと。日本語では、民事連帯契約とかなんとか。
1999年にフランスで認められた、異性・同性関係なく結べる契約らしい。
同性カップルの権利拡大のために整備された制度ですが、今では異性カップルでも利用する人は多いそうです。
──別れること自体は悪くないけど、子供がいてどっちが育てるんかとか、養育費どうするんとかの話も入ってくると、難しいよね。
一方で、これが、自分が結婚して子供産まれました。22歳になって社会人になりました。
こんときの離婚ってどう?就職もしました。独り立ちしました。じゃあ(結婚状態)解散!みたいなのどう?
ふさ:それは良さそう。だってそういう契約だったし、みたいな。
さつき:なんやそれー。もう怖い怖い…
石塚:あーーー確かにね。子育て問題は解決ですよね。
ただ、当事者の子供が急に家族いなくなって急に独りってなって、どう感じるかっていう部分は難しいですね…
わく:25とかなって大人になっててもし親が離婚するってなってもそうなんやって受け入れられそうな感じするけどなあ。
離婚=ネガティブなものみたいなイメージ強いから難しいけど、これからの社会ではアイドルの卒業みたいに、「卒業かおめでとう!次どんな人行くん!楽しみやな!」みたいな社会の雰囲気作りしていけば有り得そうな話ではあるよな。
石塚:まあ現実的に女性って子供できる年齢限られてるし、50なって離婚して新しいパートナーって結構難しかったりするんかなーとか。
かんざき:なんか意外と、高齢者でめちゃくちゃ恋愛してるみたいな、老人ホームとかでそういう話聞くし、結構ありなんかもしれないですね。
子供ほしいわけじゃないけど恋愛したい人って結構いますよね。
さつき:石塚:あーーーめっちゃいい。そういうの。
これ、着地させるのが難しいなって途中思ったんですけど、わくさんがこんなことを言ってくれました。
”こうやって一個結婚っていうキーワードから色々広がって、任期の話とか、居場所づくりとか、無償の愛だとか、弱さだとか、そういう広がりが見れた事自体が面白いし、価値があるんちゃうかなって思う。こういう考え方あるんやみたいな。
僕結婚したけど、100歳まで一緒におる想像したかって言うとぶっちゃけそんなこと無いし、じゃあなんで結婚できたのとか。
今(この場)は結婚してない人がほとんどやけど、結婚した人たちで話したらまたちゃうんかなとか。
特にまとめようとせんでも、こういうふうに話が広がりましたよ。っていうのでもう価値があるなって思うけどな。”
たしかに。多様な価値観をできるだけ提示して、たくさんの「こんな生き方、考え方あったんや」を創るのがpupaにできることなのかもしれません。
実際に結婚してよかったなって思うこと
わく:僕個人的に、結婚してよかったと思えるのはあらゆるものに関して共感しあえるというか、話ができるっていう部分やなあ。
僕ぜんぶ知ってほしいなって思うから、例えば今日のこの話面白かったーとか。
みのり:うわ!それめっちゃわかります!共有したい。
ふさ:実際に喋って「うーんそんなやな」みたいになったら結構なえません?(笑)
わく:なんかおもろい!最高!って思ったもの共有できるんがいいんよ。
「うーんそんなやな」ってならんひとが結婚相手なんよ。
さつき:拍手(笑)
石塚:それ結婚じゃないとだめなんかな?
わく:(結婚していいってことは)この人、一緒にいていいって思ったんや。みたいな。安心やん。
僕、おもろいもの共有したいけど相手小説読まへんから、朗読とかしてたで(笑)
毎日お風呂で40ページくらい。一回みたドラマ一緒に全部見返したりとか。してたよ。
女性陣:わーーーめっちゃいい。素敵。
男性陣:えーーーーすげえ。
石塚:それも彼女でいいやんって思っちゃいます(笑)
むしろ、彼女ですらなくていいというか。だって、付き合ったら別れいつかきちゃうんかなみたいな。他愛ないやつできなくなるじゃないですか。
付き合うもちょっとした契約じゃないですか。
ふさ:これおもろいなあ。10個以上上の人の話とか聞きたいなあ。
わく:結婚とかそういう契約するってことは、別れるリスクとか、子供できたときのこととか、それに関して責任持ちますよっていう覚悟かもしれんな。
もし別れたらとか、そういう不安というか、リスクを負いますよっていう。
まとめ
ここで予定していた30分が経過したので終了。
結婚に対して、様々な価値観が見えました。
結婚してない学生同士で話したので、実際の結婚はもっと違っているかもしれません。子供がいたらという視点、途中まで気づかなかったですしね。
個人的に興味があったのは、あえて「契約すること」に意味があるのか、という問題。
最後にわくさんが言ってくれたみたいに、この関係に対して責任を持ちますよ、という覚悟を公的に示すことに結婚する意味があるのかなあと、感じています。
そう考えると、「結婚という契約は重い?」という問いに対しては、「重い」のかな。
初めての試みでしたが、いかがでしたか?
一つのキーワードについて、それぞれの価値観を見ることができたのはもちろん、pupaというメディアだからこそできる、おもしろい企画なのかなと思えた点でも、面白い企画でした!
第二回もお楽しみに!!!