【募集】一緒にライター活動してみませんか?

年をとると時間が早く感じるジャネーの法則にあらがう方法とは

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」

 

このセリフに聞き覚えがある方も多いでしょう。NHKのテレビ番組「チコちゃんにしかられる」でお馴染みのセリフです。このセリフから学ぶべきことがあると私は考えています。

 

昔は時の流れが遅かったのに、今では飛ぶように流れる、という感覚を持っている人は多いかと思います。

私もかったるい授業ばかりだった小学生のころは毎日がとんでもなく遅く感じたのに今や1日があっという間です。私は小学校が嫌いだったこともあり、余計に長く感じました。

 

さて、前置きが長くなりましたが、どうやらこの現象名前があるみたいです。

それが「ジャネーの法則」と呼ばれるものです。この内容、同番組でも取り上げれたことがあるようなのですが、今回はもう少し掘り下げて考えてみましょう。

ジャネーの法則とは

 

先ほどから紹介している「年をとるほど時間の流れが速く感じる」という現象は、19世紀のフランスの哲学者、ポール・ジャネが発案したとされる法則です。誰もが感じたことがあるこの現象が心理学的に定義されていたことに驚く方も多いでしょう。

 

この法則に従うと、時間の心理的な長さは年齢に反比例すると言われています。

人生を80年ととらえると、ジャネーの法則的には20歳の時点で半分を過ぎてしまったとも考えることができます。

 

このpupaでも人生100年時代の生き方、をテーマとしてコンテンツを展開しています。

ですが、人生の「後半」が20年伸びたからといって大きく変わることではありません。

20歳を過ぎた方、実はもう人生の折り返しは過ぎているのです。

 

 

子どもの頃は毎日が大冒険だった

 

ここで一度、子どものころ、幼稚園や小学校のころを思い出してみましょう。

この時期が一番長く感じた、という方が多いかと思います。その理由として考えられるのが、子どものころは毎日が大冒険だったからです。

ご飯を食べる、歯を磨く、学校に歩いて行く、友達と会う、お風呂に入る、成長した私たちからするとなんてことの無い行動ですが、子どもにとってはそれが大冒険です。

 

一方私たちはどうでしょうか。

朝何となく起きる、何となくご飯を食べる、何となく仕事に行く、何となく授業を受ける、そんな「何となく」が重なっていないでしょうか。

それでは「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と怒られても仕方ないですよね。当然時間は飛ぶように過ぎていきます。

 

 

ジャネーの法則にあらがう方法

 

先ほど体感時間は20歳で折り返しを迎える、とお伝えしましたが、そんなジャネーの法則にあらがい、充実した時間を過ごすためにはどうしたらよいのでしょうか。

 

①新鮮な経験をする・不慣れな環境に身を投じる

苦痛な時間ほど長く感じる、という経験がある方は多いのではないでしょうか。チコちゃんの言葉を借りれば「ときめき」を感じること、新鮮な経験をすること、もっと言えば不慣れな環境を体験することが体感時間を長くするポイントです。

 

始めて知らない団体に入る、初出勤、初めてのアルバイト、そんな時、多くの人は体感時間が長く感じます。

例えば私は、まだ慣れないop.cの会議ではたかだか2時間のところ、4時間くらいに感じていました。毎度緊張で肩がいたくなります。

 

 

②苦労をする

苦痛な時間は長く感じて、楽しい時間はあっという間に過ぎます。

誰も聞いていない校長の話は長く感じるのに、仲のいい友達と遊んでいる時間は一瞬です。これを応用して、普段の生活の中に苦労を取り入れてみると体感時間を伸ばすことができるのではないでしょうか。

 

例えば、普段食事をするときに「噛む回数」を意識することです。

「何回も噛む」という小さな苦労をすることによって、食事の体感時間も長く、いつもよりもおいしく味わうことが出来るのではないでしょうか。

私は食べるスピードが超絶遅いので、食べ終わるのが家族が終わる30分後なんてこともざらにあります。いいか悪いかは諸説ありますが……

 

 

③変化のない習慣を減らす

日常に変化や刺激が少なくなるから体感時間が短く感じられるので、「変化のないもの」「停滞するもの」を遠ざければ自ずと体感時間は長くなるはずです。

 

代表的なのが、だらだらYouTubeを見る、スマホを触るといったことでしょうか。何か学びを得るためであれば話は別ですが、この「何となく」の時間は一瞬です。ついついネットサーフィンで時間が過ぎる、という方はぜひ、その時間を何か別の事への挑戦に当ててみましょう。

変化のない日常はジャネーの法則を促進させてしまうだけではなく、脳への刺激も少なくなり悪影響を及ぼします。

 

ぜひ、このpupaの記事をすべて読んでからデジタルデトックスを始めてみましょう。pupaの記事を読んでからですよ!

 

 

ボーッと生きていると「チコちゃんにしかられる」だけではすまされない

 

チコちゃんを見る方も、見ない方も、ボーッと生きていると人生が一瞬で過ぎてしまうことが伝わりましたでしょうか。

それは人生100年時代になっても変わらないことです。

 

このop.cがかかげる「Life is wonderful」を目指すためのヒントは日常にあると考えています。

そんな日常を「何となく」過ごしているだけでは決して“wonderful”な“Life”にはなり得ません。解決策は日常に落ちているはず。

一度きりしかない人生、自分の行動でもっと充実させてみませんか。