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就活の面接で「自分の言葉で話す」に悩んだら、オタクになってみる

僕が就活で課題に感じていたこと「自分の言葉で話す」

当たり障りのない返答をしてしまったり、自分のことをまるで他人かのように話してしまったり。そんな瞬間が僕には何度もありました。

エピソードは充実しているのにもかかわらず良い結果を得られていない人や自分には話せるエピソードがないと悩んでいる人には、もしかしたら「自分の言葉で話す」を意識してみるとよいかもしれません。って耳にしませんか?

それを聞いた僕は実際にどうすればいいかを調べてみたけど、糧になってくれるものが見つけられませんでした。だから今回は面接の場で自分の言葉で話せるようになった話をしていきます。

自分のことを話しているのに反応が悪い面接

面接に向けて自己分析もそれなりにしました。面接でよく聞かれる質問の回答も自分なりに用意しました。だけど、面接での反応も悪いし、結果も悪い。そんなことが続いた2019年秋。

そして、反応や結果の悪さの原因にも何となく自分で気づいていました。自分のことを誰よりも説明できるようになった“はず“なのに、どことなく他人のことをプレゼンしている気持ちがありました。

数々の面接を振り返ってみると、

  • 論理的に回答できているけど、その人らしさを感じられない
  • 単純に一緒に働きたいと思わせる会話の受け答えができていない
  • 話している内容が浅い

こんなところかなーと僕は分析してしていました。

また、2020年春に受けた最終面接で「最近興味を持ったこと」について聞かれました。自分なりの考えを論理立てて答えたつもりだったけど、どこか誰かの言葉をそのまま借りてきて話している感じがありました。

要するに、あまりに一般論すぎて当たり前のことを返答していたのです。これらが僕の失敗談と気づきです。

論理的・感情的に話す。どちらも苦手意識を持っていた。

「自分の言葉で話す」以外に、就活の面接を意識し始めたら一番に聞くコミュニケーションスタイルがあります。それは「結論から話す」です。

いわゆるロジカルコミュニケーションってやつです。

そもそも会話自体に苦手意識を持っていた僕は、当然結論から話して、端的に伝えることすらできていませんでした。夏のインターンシップ選考を受け始めてから、ロジカルさは常に意識していたし、何冊か本も読み込みました。

そして面接の回数を重ね、ある程度ロジカルに話せるようになったころに「自分の言葉で話す」ことができなくなっていました。

もともとできていたわけではないけど、ロジカルさを意識するあまり、自分のエピソードを丸暗記したように話す弊害が出てきたのです。

現れた「自分の言葉で話す」という壁。

僕は感情を表に出すのが正直苦手だし、熱血アピールをすること自体が僕らしさから離れる。感情表現が豊かでなくても、イキイキ話している人はいないのか? と疑問を持っていました。

オタクがイキイキ話す。それが「自分の言葉で話す」なのでは?

別にこの表現は誰かに悪意を持って使ったわけではないです。

オタクに限らず、誰しも内輪ノリで会話をしている時は楽しいものです。恐らくパリピだろうが、陰キャだろうが関係ありません。しかし、口下手なオタクがイキイキと話している場面はたくさんあります。

自分がよく知っていることを相手から聞かれて、求めてもないところまで語り散らすときって、しっかり自分の言葉で話せていると僕は思っています。そして、求めていないところまで聞かされている人たちは「そんなこと知らねーよw(細かすぎてどうでもいいよ)」ってなリます。

つまり「自分の言葉で話す」とは、どれだけ具体的かつ生々しく話せるかだと僕は定義しました。具体的なエピソードは自己分析やESを書くタイミングで持っているはずだから、口頭で自分の行動や考えるまでのプロセス・情景をどれだけ具体的に生々しく表現できるかが重要です。

生々しく表現できるようになるために、あらゆることを自分ごと化して考える。これを僕は日頃から意識するようにしました。

くだらない芸能人のニュースでも、堅苦しい政治のニュースでも、自分ならどうするか?どういう場面に活かすか?それをしようと思う背景は何か? を問いかけていました。

そうすることによって、深く具体的に自分を知れて、自分オタクになります。自分について何を聞かれてもつらつらと考えが出てきて、自分の頭の中だけにあるイメージを相手の脳に映し出す装置「自分の言葉」を身につけていけるのです。

まとめると僕が「自分の言葉で話す」には、2つを意識しました。

1. より具体的に生々しく表現する
2. 普段から「自分ならどうするだろう?」と問いかけてみる

あなたが自分の好きなものを語るときのように、自分について語れるようになることを願っています。