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人事担当者から就職活動を始める就活生に伝えたいこと

20卒の就職活動が3月に始まって、約1ヶ月が経ちました。

就活生や社会人に限らず、「あぁ、そろそろ春だな」と実感する季節になりましたね。

 

最初で最後の新卒の就職活動を行う就活生の皆さんにとっては、日々の説明会や選考会が自分の未来を決める大きな分岐点になります。

その就職活動で、いかにして自分が納得できる道を選ぶのか、また見つけることができるのかをこの記事を通して、今できることを考えるキッカケになれば嬉しく思います。

 

はじめに

 

私は梅田で働いているため、街なかで就活生らしき人とたくさんすれ違います。

不安そうに歩いている人や、スマホを見ながら小走りに走っている人、たまに空を見上げて就活メディアのCMみたいに振る舞っている人などを見かけます。

 

3月に就職活動が始まったとはいえ、前年のインターンシップからかなり多くの学生が既に企業との接点を持っています。

人によっては数社選考に進んでいて、内定をもらっている学生も少なくありません。

採用担当4年目になる私自身、年々就活生の選考のスピードが早くなっていることを強く感じています。

 

20卒1dayインターンで人事担当者が感じたこと

 

私の勤める会社では、毎年1,2月は1dayインターンと称して「就活スタートダッシュイベント」を開催しています。

1,2月でスタートダッシュということに違和感を持ちながらも、今年も100名以上の方にご参加いただきました。

この時期に出会う学生は、まだ選考会もほぼ受けていない状態であり、素の姿で接してくれることがとても好きです。

しかし、3月になると人事を敵だと思って接してくる学生もだんだんと増えてきます。

敵じゃないよ!!

 

20卒就活で不安に思っていること

これから就職活動が始まる!という1,2月に、自分自身やこれからのキャリアと向き合い、一歩を踏み出すイベントに参加した学生がどんなことを不安に思っているのかを一部公開します!

自分の踏み出す1歩につながればと思います。

 

  • 熱中できることがわからない。
  • 企業の見つけ方がわからない。
  • 自分が何がしたいかわからない。
  • 自分を受け入れてくれる企業があるのかどうか。
  • なにをアピールすればいいのかわからない。
  • 面接、グループディスカッションの練習の仕方がわからない。

 

なにをしたらいいかわからない状態で就活をスタートしないために

 

就活生と面談した時やインターンシップの時に伝えていることが、

「360度一周全て道だと思う」

「その選んだ道の中で正解の道は決して存在せず、自分の選んだ道を正解にできるかどうかが重要だと思う」

ということです。

 

就活が始まり、初対面の人から

「なにから始めたら良いですか?」

「大手とベンチャーだとどっちが良いですか?」

「どんな会社を受けたらいいですか?」

と言った質問がたくさん飛んでくる。

 

はっきり言わせてもらうと

 

知らん!!あなたによる!!!

 

としか言いようがない。

 

しかし困ったことに

「先輩に聞くと〇〇って言ってました。」

「キャリアセンターの人が〇〇て言ってたのでそうしてました。」

っていうことが多々起きていることを心配しています。

「4回生の先輩がベンチャーがいいって言ってたのでベンチャー受けに来ました。」みたいな状態の人が多い!

 

それは先輩がたまたまベンチャーを見つけてベンチャー企業に合っていただけで、「メガネ買ったらモテたわ!」って言ってる先輩がいて、同じメガネ買ったみたいな状態です。

 

私を含む人事担当者、就職をサポートしてくれる人や就活を終えた先輩から話を聞く時は、「その人が言うには」「私が言うには」という言葉を頭につけて聞くこと。

話を聞くことは大事だけど、誰かの正解を自分の正解だと思い込まないこと。

をしっかりと覚えてほしいのです!

 

じゃあどうしたらいいの?という話だけど、まずは「自分自身のことを知ること」から始めてください。

難しい就活本の自己分析とかじゃなくていいから、「自分の感情に耳を傾けること」が大切です。

 

  • 自分自身はなにが好きなのか。
  • 何でテンションが上がるのか。
  • 何でテンションが下がるのか。
  • ワクワクする瞬間はどんなときなのか。
  • 優先するもの、判断基準はなんなのか。
  • 自分がいらっとする時はどんなときか。

 

定食屋に入ってメニュー見て食べ物を決めたり、出かける前に洋服を選んだり、直感で行うことってたくさんありますよね?

その直感で行っていることを客観的に見て、自分がどんな人間なのか知りまくることが大切です。

それを知る前に面接の練習をしたり、就活メディアで企業情報とにらめっこするのではなく、自分自身の潜在意識に耳を傾けて自分を知ることです。

 

最後に

 

自分を知るためには、色んな人と話したり、なにかチャレンジしてみたり、インターンシップに参加してみたり、いろんな場所に行ってみたりと新たなモノ・コトに触れることが自分を知る一歩だと思います。

だれかの正解ではなく、自分の正解をみつけるために”今”できることを思いっきり楽しんで自分の未来に繋げて下さい。