「質問、提案、リクエスト」
これはpupaを運営するop.Cの代表がミーティングでよく口にする言葉です。
「今の○○さんのアイデアについて、何か質問、提案、リクエストがある人?」
私はミーティングにかかわらず、大学の授業でも分からないことがあるとよく質問をします。
何となく質問をすることには抵抗がある方は多いと思いますが、実は質問にはとてもたくさんのメリットがあると思っています。
そこで今回は大学生のうちに身につけておきたい質問力について考えてみましょう。
目次
質問の効果
一般的には「質問は分からないことを聞いて解決すること」と思われがちですが、私はそれ以上の効果があると考えています。
これからの大学生活で質問をしようか迷ったときは次のことを意識してみましょう。
話題が広がる
質問の最も大きな効果は話題を広げられることだと考えています。
例えば授業中に何か質問をすると「分からなかったこと」を教えてもらうことができます。
質問を受けた先生はもちろん質問に答えるのですが、それ以上に関連することを話してくれることが多いです。
質問しなければ共有されなかったことを知ることができ、よりいっそう学びを深めることができます。
また、多くの場合は自分が気になったことを質問します。すると自分が気になっていたことに関連する情報を多く得られるので、興味の幅を広げることができます。
その意味でも話題を広げることができるのは質問によって得られる産物だといえます。
自分の考えをまとめることができる
質問をするときには単に分からないことを聞くだけではなく、自分なりの意見を述べてみましょう。
そのときに授業を聞いて得たことを自分なりに理解して定着させることができます。
その上で先生から質問に答えてもらえるので、よりいっそう知識を定着させることができます。
受験勉強でも同じですが、「聞く」というインプットだけでは知識はほとんど定着しません。
一つのアウトプットとして質問をすることによって自分なりに知識を定着させることができます。
授業や話に集中できるようになる
当然のことですが、質問するためには集中して話を聞くことが必要です。
聞きながら何が重要か、何が理解できなかったのか、そして何を質問するのかを整理する必要があります。
大学生の学びにおいては知識の定着につながります。また、就活などの場面では積極性のアピールにもつながります。
ぜひこれからの授業や話を聞くときには、あとで何か質問をするつもりで聞くようにしましょう。
ちなみに私は授業中に話を聞いているときは常にどんな質問をしたら先生をいい意味で困られるかばかり考えています。
質問をできるようにするためには
ここまで質問をすることによって得られるメリットを紹介してきました。しかし、いざ質問をしようと考えると意外と難しいものです。
そこで、授業などでただ聞いているだけから積極的に質問するためにはどうしたらよいか考えてみましょう。
周りの人は大して覚えていないことを意識する
質問をしにくい一番の原因は周りの目が気になることではないかと思います。
自分の質問について周りは何を思うのか気になってしまうのは、ある意味自然な反応かもしれません。
ここで意識してほしいのは、あなたの質問なんて周りの人はまったく覚えていないということです。
先ほども少し触れましたが、聞いているだけではほとんど知識は定着しません。
これは質問を聞いている側のことも同じで、質問をしているあなたのことは誰も気にしていませんし、覚えていようともしていません。
特に学びの場では遠慮はいらないと私は考えています。
レベルの高い質問をする必要はない
質問と聞くとどうしてもレベルの高いことを聞かなければならないと思いがちです。
しかし、高度なことを聞くだけが質問ではありません。
先ほども紹介したとおり質問は、話題を広げ、自分なりに考えを整理し、集中して話を聞くためにするのです。
アメリカなどではリーダー育成教育の一環として「とにかく質問する」ことを教え込まれるそうです。
決して高度な質問をすることが要求されるのではなく、発言して自分の存在をアピールすることが求められます。
どんなに小さなことでも自分のなかで得るものがあれば質問は大成功なのです。
「質問をする」→「話を理解した」の感覚を手に入れよう
質問をすることに慣れてくると、ある変化があります。
それが「質問をしないと自分は話を聞いていないことになるのではないか」という考え方です。
もちろんそんなことはないのですが、質問をしようという意識をもって授業や話を聞いていると自然と疑問をもつようになります。
ぜひ質問をする習慣をつけてみましょう。あなたの理解力は格段にアップするはずです。
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