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中国の働き方を知って、日本の就活が全てではないと実感した。

こんにちは!

あなたは日本以外での働き方を考えてみたことがあるでしょうか?

日本って世界的に見ると、すごく変わっている働き方なんですよ。

日本では、大学生のうちに就活をして、新卒として就職し、その後定年まで勤め上げる、という人はまだまだ多いですが、外国人さんからすると、新卒一括採用!?終身雇用!?って感じだそうです。

そこで今回は、先日中国に行って中国人学生と日中の雇用問題について議論しプレゼン発表までした私が、中国での働き方について記事にしようと思います。

目の前で目にしているものだけが世の中の当たり前で、それに違和感を持つのはおかしいことでは無いと私は思います。

なので、日本の就活や働き方が当たり前だと思っていたり、日本で就活をしてなにか違和感を感じた人にはぜひ読んで欲しいです。

あなたの大学での専門分野は?

あなたは大学で何を学びましたか?

私は、法学部なので法律や政治について学んでいて、就職先は民間企業の人材・IT業界です。日本では、普通だと思います。しかし、中国ではどうでしょうか?法学部卒なのに、弁護士じゃないの?検察官じゃないの!?となるそうです。

大学での学びが将来の就職先に直結していると言っても過言ではありません。そして、211工程の大学に行っている人たちは多くの学生が院に進学します。

211工程とは

21世紀に向け100の大学を発展させる、という意味から名づけられた。08年段階で112大学が指定されている。世界のトップ100大学から1千人の学者を招き、100の合同研究拠点を作ろうという「111計画」も06年から始まっている。

(2009-05-04 朝日新聞 朝刊 教育1)

すなわち、高校の頃から将来のことをきちんと考えておく必要があるのです。

日本のように(少なくとも私は)とりあえず大学に行けば良いという考え方ではないのです。

将来○○という職業に就きたいから、○○を勉強するために、○○大学に行くというハッキリとした目的のもと高校生の時から勉強しています。日本でも専門学校に行くような方はこのような考え方なのかもしれませんね。

スペシャリスト採用だけ?ジェネラリストとは?

日本は新卒一括採用の国です。

採用の時に見られるのは、明るさであったり熱意、人柄、素直さなどのマインド面が主に見られることが多いです。

それは、会社で人を育てようという日本企業の考え方にあるからだと考えられます。例として、OJTやジョブローテーションなどが挙げられます。

総称して、日本では「人材育成」と言いますが、中国語には「人材育成」を意味する単語はないそうです。したがって、日本のような考え方とは全く異なります。

日本人が中国で働こうとするのであれば、新卒だとまず不可能です。原則として、大卒以上かつ、前職で希望の職種経験が最低二年以上必要です。スキルがないと、働くことはできないということですね。

即戦力が求められるということでしょうか?こうやって中国での実態を知ると日本人は企業に甘えているのかな?と感じざるを得ませんね。最近出来た会社などは異なるかもしれませんが。

完全成果主義!?

日本、特に大企業では年功序列という制度が当たり前のように使われています。

もちろん、私の内定先も含め、最近の会社ではそうではなく実力主義な会社も増えてはいますが、まだまだ日本の企業には年功序列が根付いている現状があります。

年功序列のことを一旦よく考えてみてください。極端な話、全然仕事が出来ていなくても、勤続年数さえ多ければドンドンお金がもらえるのです。

私は、この制度がとても変わっているなと思います。確かに、役職に就くと責任が発生するので仕事内容もヘビーになるかと思いますが、評価の対象が勤続年数というのがなんとも言えないです。仕事が出来る出来ないで評価される方が平等なのでは?と思います。

では、ここから、中国での評価制度について述べていきます。

中国では、完全成果主義で入社後の評価によって、給料が三倍異なることもあるそうです。定量的数値をもとに判断しているそうです。また、地域によって評価を変えるということもありません。中国の方からすると、それは不公平に当たるそうです。そして、各地区の営業責任者が成績順に上から並べられて、評価されたりするそうです。

中国の雇用形態を知って

この記事を読んで、少しでも中国の雇用形態について理解できましたか?他の国の雇用形態を知った上で、自分が日本で働くという意味を再度深く考えて欲しいです。

とある国(ごめんなさい忘れました)で社長を務める日本人がこのように言っていました。

「日本で働くのは自分に合っていないと感じたから、様々な国で暮らしてみて、一番自分に合う国を探した。そして、この国(自分に合うと思った国)で起業して社長になった。」と。

『日本人だから、日本で働かないといけない、就職しないといけない。日本での考え方が全てである。』

そんなことはありません!

もっといろんな国を見てみるとあなたの世界はきっと広がります。国に限らず、日本でも自分が知っている働き方が全てでは無いのです。可能性は無限にあり、選択肢も無限にあります。

まずは、アンテナを張って視野を広げましょう!