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就活を経て「大学生のうちにやっておいたらよかった」とちょっと後悔したこと

 

大学生活が、それまでの学生生活と決定的に違う点は、「やるべきことがほとんど決められていないこと」です。

 

高校生までは、毎日学校に行って、授業を受けて、宿題をして、塾に行って、部活に行って、空いた時間で友達と遊ぶ、みたいなルーティーンがある程度確立されてたと思います。

 

一方で大学生はどうでしょうか?

特にひとり暮らしをしている場合、授業をサボっても誰にも何も言われません。

家に帰らなくても、朝までバイトをしていても、サークルの部室で一生スマブラをしていても、一日中ギターを弾いていても、なにもせず家で1日YouTubeを見ていても、自分を制限するものは特にありません。

 

やるべきことが決められていないので、「大学に入ったはいいけど、何しようか?」となる人が多いのではないでしょうか?

 

楽な生活に流されやすい僕は、就活が始まるまでのほぼ3年間、サークル、バイト、たまに授業、恋愛、たまに旅行、麻雀、飲み、のようなありきたりで大学生らしい日々を過ごしていました。

そして、3回生の冬から就職活動をしたものの、自分の進路に納得感がなく、就職前にいろいろ経験したいと思ったので休学して卒業を一年遅らせることにしました。

 

そんな僕が、やるべきことが決まっていない大学生活で、一体何をすればいいのか?という問について、個人的な経験から考えてみました。

 

お金を稼ぐってどういうこと?

 

結論から言うと、いろいろなお金の稼ぎ方を知っておけばよかった。

就活をはじめて気づいた、お金の稼ぎ方への違和感

 

周りの流れに合わせて就活を始めたことをきっかけに、さすがの僕でも気づきました。

「大学を卒業したら働いて、お金を稼いで、完全に自立して、将来結婚とかしたら家族を養っていくんだ?!」

みたいな。

 

それと同時に今まで、「どうやってお金を稼いでいけばいいのか」「どうやってお金を稼ぎたいのか」なんてことを考えてこなかったことにも気づきました。

 

ほとんどの大学生が収入源としているアルバイトは、時給でお金をもらっています。

つまり、1時間という時間に1000円という価値がついているだけの構造です。

 

僕はこの構造の中でアルバイトをしていて「自分がこういう価値を与えた結果これだけののお金をもらっているのだな」という実感がしにくかったのです。(もちろんしている人もいると思います)

 

「お金を稼ぐ」ことにおいて、僕にとってのアルバイトは「5時間を切り売りすれば5000円がもらえるもの」でしかありませんでした。

 

しかし、お金を稼ぐということは本来、誰かになにか価値を提供して(貢献して)、その対価としてお金が存在しているだけです。

 

なので、「いろんなお金の稼ぎ方を経験する」をより正確に言うならば、

「自分は誰にどういう価値を提供できるのか、したいのか」

こういうことをもっと早くから意識していればよかったなと思います。

 

これは単に、アルバイトが良くないと言いたいわけではないです。

ただ、「早く時間立たないかな〜」と時間が経つのを待つだけ、みたいな心持ちでアルバイトを続けている方も多いと思います。

 

それが当たり前になってしまうと、就職してサラリーマンになったときも、同じように指示されたことをやるだけになりかねないのではないかなと、思ったのです。

 

就職活動で、「あなたは会社にどのように貢献できますか?」という趣旨の質問をよくされます。

こういった質問に対して、答える側(学生)にとっても、質問側(会社)にとっても、より納得感を高められるようにするためには、裏付けとなる経験が必要ではないでしょうか。

 

僕自身、3回生の冬に就活を始め、自分の大学生活を振り返った際に、「他者や組織に対する貢献」を語れる経験が足りてないなと思ったし、そこへの意識も特にしていなかったことを強く感じました。

大学生活、どう過ごせばいい?

 

じゃあ、どんな風に過ごせばいいのかということですが、2つあると思っています。

 

1.「今やっている活動の中で自分がどういう貢献をできるか、しているか意識する」こと。

 

アルバイトをやるなかで、「自分は、計画通り淡々と作業を進めるのが得意だな」とか「売上を上げるためのアイデアを考えるのが得意だな」とか。

サークルでは、「みんなをまとめて引っ張っていくというよりは、制度を整えたり細かいフォローが得意だな」とか。

 

2.「今やってないことを始める」こと。

長期インターンに行くとか、海外のインターンプログラムや留学に行くとか、プログラミングやデザインを学んでクラウドソーシングで稼ぐとか、ブログを開設して情報発信をするとか、イベントを企画して運営してみるとか、何なら起業してみるとか。

 

情報発信やイベント企画をやるとしたら、「どうやったら喜んでもらえるか」「どうやったら人が集まるか」とか嫌でも考える必要があります。

 

また、プログラミングやデザインを学んだり、インターンで実務をやることは、直接的に「スキル」が身につくことに繋がります。

時間を売ってても対価になりませんからね。

そうやって「食えるスキル」が身についたとしたら、フリーランスという新しい選択肢が開けたり、文系からエンジニアという道が見えたり、自分の可能性を拡大することにも広がります。

 

 

僕自身は、2つ目の「今やってないことを始める」という部分が大学生活を振り返って、欠けていました。

 

なのでこれから1年間の間、大学生ができるであろうお金を稼ぐ活動をたくさん試して、発信していくつもりです。

 

直近では、知り合いのバーでイベントを開いてみたいと思っているので、そのレポートもできたらと思っています。

うまくいくかは分かりませんが、人生は実験と思って幅広く挑戦できたらおもしろくなるのではないでしょうか!

 

まとめ

大学生の就活の段階で「やりたいこと」なんてない。と思う人が、多いと思います。

でも、経験していないことに興味を持てないのは当たり前といえば当たり前です。なので、学生のうちに いろいろな経験をしてみると見つかる可能性は大いに上がりますよね。

自分はどんな価値提供のしかたが好きかとか、得意か、向いてるか、なんてことは結局やってみないとわかりません。

 

やっているうちに、自分がやりたいと思えることや、得意だと思えることに出会えるかもしれませんし、仮に出会えなくても、様々なことにチャレンジしている人は活動のなかで能力を培っていたり、様々な人との出会いによって価値観が広がっていたりで、「自分らしい」魅力的な人間になっていきます。

そして、就活を迎えたり、その他の形で社会に出るタイミングで、自分の「働き方」により納得感が持てるように、大学生活を過ごせたら、いい大学生活と言っていいと思います。

ぜひ、自分の興味や直感に素直に、自分らしい大学生活を送れますように!