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「天才を殺す凡人」を読んで、凡人はどう思ったのか。これまでの生き方を考え直す。

「天才を殺す凡人」

この言葉を聞いて、すこし怪訝する人がいるのはないでしょうか?

僕はこれまで凡人として何をすべきかを日頃から考えていたので、この本のタイトルは正直ドキッとしました。

しかしこの本に書かれていることは、凡人がどう行動すべきかではなく、会社の人間関係にはこんな構造があるよという話です。

今回の記事では、凡人タイプに属する多くの人がどうやってこの現代社会で人間関係を築き、生き抜いていくのかについて考えていきます。

 

要約

 

 

本の中で登場する、人間は3つのタイプあります。

 

  • 凡人:共感性を重視する
  • 秀才:再現性を重視する
  • 天才:創造性を重視する

 

凡人は、感情やその場の空気を読み、相手の反応を予測しながら動きます。

秀才は、論理的に物事を考え、体系や秩序を大事にして、堅実に物事を進めます。

天才は、独創的な考えや着眼点を持ち、人が思いつかないプロセスで物事を進めます。

 

この3者はそれぞれ考える軸が異なるため、理解し合えないという事態が起こります。

つまり、凡人が多数を占める環境では、多数決などによる決定で天才が排除されてしまうのです。

 

そこでこれらの関係性を理解しておくことによって、それぞれのタイプが持つ武器を活かして、組織全体をうまく機能させることが可能になります。

凡人の持つ武器とは、共感性をもとにした対人関係を形成することです

例を挙げるならば、SNSやマーケティング、写真、対話などがあります。

これらはどれも多くの人が共感することで、強い力になります。

 

「天才を殺す凡人」を読んだ僕が考える凡人論

 

凡人脱出のために

凡人だと感じている人が凡人のままでいたいと思うことは少ないと思います。

では、凡人がいかにして会社などの組織の中で、力を手にすることができるでしょうか?

それは天才や秀才とよい関係を形成するしかないでしょう。

 

そのための始めのステップとして、自分だけでなく他人を認知するということがあります。

自分の立ち位置や上司の存在を知って、それぞれに対して得策となる行動はなにかを考えることが重要となってきます。

もし上下関係の中で力を手に入れたいのであれば、当たり前のことを当たり前にこなし、それにより信頼を形成することが確実だと思います。

もちろんそれだけでは足りず、新たなことを上乗せしていく必要があるでしょう。

ただ僕が見てきた大学生に限った話になりますが、当たり前のことを当たり前にできる人が意外に少ないと感じています。

組織の一員として当たり前のことをしていないということは、人を怒らせて、さらには叱る時間を割く必要さえ出てきます。

誰もこんな面倒くさく無駄なことはやりたくないのです。

だから、まずは当たり前のことをこなして差し障りのない存在になった上で、秀才や天才に対して立ち向かっていくことが重要になると考えています。

 

凡人の中から天才を呼び起こす

この前、東大生から話をすこし聞きました。

その人はなにか1つのテーマに集中して、いろいろな視点を持つことができる天才だと僕は感じました。

年をとるにつれて、新しい考えを受け入れることは難しくなります。

しかし、この東大生のようにいろいろな視点を生み出すことができるようになるであれば、天才に近づくのではないかと考えています。

そのためにできることは、たくさんの情報を入手し、自分なりに考え抜くことが重要となります。

これによって、なにかを組み合わせることでシナジーを作り出すことが上手い人になれるのではないかと思っています。

 

まとめ

組織には、「天才・秀才・凡人」のタイプがいました。

これらを認知することで、組織全体での行動の仕方が変わっていくことでしょう。

多様性について謳われている世の中ですが、まずは自分の周りから受け入れることが重要ですね。

この本では他にも、

  • 3つのタイプが持つ特性の詳細
  • 天才と凡人、秀才と凡人をかけ合わせたタイプ
  • 凡人が才能を開花させるための方法

などについて詳しく書かれています。

気になった方は、ぜひ読んでみてくださいね。

 

 

追記:2019/03/21

イミテーション・ゲーム」という映画を見ました。

天才を殺す凡人の中で紹介されていた人間関係がまさにありました。

他人を尊重するということを意識をさらに落とし込めるので、おすすめです。