はじめまして。研究生のりえです。
3月から本格的に幕をあける就職活動。
今年その年を迎える学生さんも多いのではないでしょうか。
就活というとESを書いて、面接を受けて、SPIの勉強をして、、といったことをするのが一般的だと思います。
1年前の今頃私もその時期にあったはず、でした。
ところが私はこの本格化する3月から、本腰を入れて頑張らなければならない時期に、内定0の状態で就活を休んで何もしていませんでした!
そのせいで親にめちゃくちゃ怒られましたが、今思えばその時に休んでよかったなと思っています。
今回はそんな私の経験を踏まえて、自分のやりたいことがわからない人、就活に対してやる気が出ない人、学生時代これといって何もしてこなくて自分に自信が持てない人に向けて私なりの生き方のヒントを与えられたら、と思いこの記事を書いていきたいと思います。
頑張れなかった原因と向き合う
導入のところだけ見るとサボりまくって何もしなかった人のように思われるかもしれませんが、私が就活を始めたのは意外にも早く3年生の夏ぐらいでした。
その時はまだ自分が何をしたいかわからなくて、とにかくいろんな業界や企業を見て自分に合っているところを探そうと思っていました。
オファーをいただけるアプリやOB訪問ができるアプリなどを使ってとにかく足を運ぶ毎日でした。
それで「私めっちゃ就活頑張ってるやん、えらい!」って思い込んでいたんですが、いまいちこれといったところがなくて。
そのうちご飯が食べられるからとかよこしまな動機だけで説明会に行くようになっていました。
どの方向に舵を切ればいいかわからず、頑張りたいけど頑張れない状況に陥りました。
そうこうしているうちに内定がないのに遊んでばかりいる私の様子が親の逆鱗に触れ、父親にめちゃくちゃ怒られました笑
窮地に陥ってなんとかしなくては、と思い、そこで初めて自分と向き合い原因を考えてみることにしました。
原因は外的なものと内的なものの二つに分かれると思いました。
親とのズレ
外的なものでいうと、世間や親の固定観念と自分の価値観に大きなズレがあったこと。
世間や親は、とにかく大手・有名企業に行けたら勝ち組でそれ以外は負けみたいな考え方で、それにすごく疑問を持ちました。
「どの会社でもそこで働く人は全員が大手に行けなくて流れ着いた訳ではないし、信念を持って働いている人だっているのにその人たちを差別するのはどうなのか。」
「その人個人がやりがいを持って仕事に取り組み、能力を上げていくことの方がよっぽど価値があるんじゃないのか」と思い始めたんです。
次にこれは内的・外的どちらにも絡んでくることですが、とにかくスーツが嫌いだった!笑。機能性の問題とか似合わないからって理由ももちろんありましたが、それ以上に、特に女子がスーツを着ているとその瞬間周りから「就活生」というレッテルが貼られる。
私はもっと個性があるはずなのに!ひとくくりに見られてしまうことがすごく嫌でした。
自分を信じられない
次に内面的な理由を2つ。
1つは自分に自信が持てなかったこと。
私の大学生活は本当に遊んでばっかりで、遊ぶために必死でバイトして隙間時間に単位取るためだけに勉強しての毎日でした。
リーダー経験もなければ、留学もしてないし、ボランティアもしてないし、部活も遊ぶための部活だし、長期インターンも行ってない。頑張ったことといえばバイトだけ。
とにかく自分の戦闘力がなさすぎて自信が持てませんでした。
そして2つ目にESを書きたくても志望理由で詰まることが多かった。
企業理念とか見て共感した点を書けってよく言われるけど、理念なんかいいことしか書いてないからどれも共感してしまう.
だから書けませんでした。
方向性を考え直す
これらを解決するために、私はまず外に目を向けるのは一旦やめて自分の内側に目を向けました。
やる気が出ないのは単にサボりたいからという理由だけなのか、だけど危機感は持っているし頑張りたいという気持ちはあるからその方向性が定まっていないだけなんじゃないか。
志望理由が出てこないのも本当に行きたい業界じゃないからじゃないのか、と考え始めました。
それまでは英語が使えて多くの人と関わり合えるという軸だけでしたが、それだけでは多すぎるので、「これだったら辛くても頑張れること」に絞って考えてみました。
学生生活で辛かったけど一生懸命取り組めたことは塾のアルバイトだったことから、また最初に決めていた2つの軸ともマッチしていることから教育業界に決めました。
しかし方向性がせっかく定まったのに、それからぶつかった壁が親との衝突でした。
塾業界に行くことを強く反対されて、その理由が原因のところで書いた価値観の相違でした。
何度も説得しようと試みたものの聞く耳を持ってくれず、いつしか逃げるようになっていました。
原因を克服したキッカケ
そんなある日、大学で同じ学部の友人に会う機会がありました。
就活の話を聞いていると意外にも友人たちは大手や中小といった枠組みではなく、「自分にあった」企業選びを徹底していました。
大手が絶対の風潮は昔の考えなのかも?就活サイトに影響されていただけなんじゃないか?と思うようになりました。
それに相談に乗ってくれた全員が、結局は自分が働くんだから後悔のないように自分で進路を決めた方がいいという意見でした。
なので親に反対されても、自分がやりがいを持って取り組む姿を見せて納得してもらえるまで待つことにしようと思いました。
最後に大学時代これといって成し遂げたことがなくて「自信が持てないこと」
これも友人に打ち明けて相談に乗ってもらいました。
するとその友人は、大事なのは「何をやってきたか」ではなく「どう取り組んだか」だから気にする必要はないと言いました。
さらに私が学生時代唯一頑張ったことが塾講師のアルバイトで、これまでどんな風にその仕事に取り組んできたかを話したところ、友人に「仕事ができる人の考え方ができているよ」と言われたことで自信が持てるようになりました。
まとめ
こういったこれまでの私の経験からヒントを与えるとするならば
・もし就活にやる気が出ないのなら、思い切って一度立ち止まることも大事。
とことん自分と向き合って理由を探そう!
・もし何をやりたいかわからないのなら、しんどい中でも楽しかったこと、好きなことを考えよう。どうしてもに見つからなければ探す期間を作ってみてもいいかもしれない。
・自分に自信が持てないのなら、もし私と同じで「大学生活特に何もやってこなかったから」が理由なら「どう取り組んだか」だけに目を向けよう。
理由が違うならまず原因を探って積極的に周りに相談してみよう。