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美大生活のモチベーションを上げたデザインコンペ制作活動

みなさんこんにちは。ゆりです。

一般大学とは全く違う授業形式でスキルを磨いていく美術大学、略して美大。
私はそんな美大を卒業し、現在社会に出て活動しています。

今回は、私の美大でのお話をします。
これから美大へ進学する方、すでに進学しやりたい事もあるけど何をしたらいいのか迷っている方へ、当時の私の活動がモチベーションを上げるキッカケになってくれたらと思います。

美大は作品を作る場であり、作品でお金を稼ぐ方法を教えてくれなかった。

もともと、私はグラフィックを2年間学んだ後、別の美大に編入し染織テキスタイルを3年間学びました。

最初のグラフィックを学んだ2年間は、単純に自己満足を求めて好き放題作品を制作していました。

ところが、とある先生のゼミに参加した事をきっかけに、私は自己満足の作品だけでは将来作品を作り続ける生活ができないという事を学びました。
なぜなら「お金」と「誰に届けたいのか」を考えていなかったからです。

これにショックを覚えた私は、会社との連携プロジェクトやデザインコンペが盛んな別の美大に編入学することを決めました。

あだ名「デザインコンペハンター」

編入した美大で、私は主に先生から課題を貰い、それに向けて染めやデザインや絵の制作をしていました。しかし、先生からの評価が優秀でも、講評会が終われば作品はお蔵入りとなる同級生が沢山いました。

私も編入前までは作品を処分していましたが、編入後は「せっかくの作品が、お金という価値をつけられたり社会に発信されたりするチャンスを逃してしまう」と感じ、作品をデザインコンペに出していました。

1週間に2〜3つ新しいコンペが更新され、生花のポスター、病院の医療機器の塗装、検診車の外装、海外ブランドの靴、壁紙、伝統工芸の商品開発アイデア、、、、。特に、図案にまつわるコンペは必ず出しました。

大学のキャリア講師からは「コンペハンター、いらっしゃい!」と応援(?)され、どのようにアイディアを考えるか相談に乗って貰う事もできました。

また、大学内のコンペでは飽き足らず、コンペ専門HPも毎日チェックしながら1日1デザイン投稿を自己課題にし、3年間続けた結果‥

⚫︎このコンペを立ち上げた方々は何を求めているのかという視点で考えるようになる

⚫︎落選しても落ち込まなくなった

⚫︎アイデアを出すスピードが速くなる

⚫︎締め切りのおかげで、仕事のスケジュール管理が得意になる

などなど。いろいろな付加価値が自分の身につくようになりました。

自分の技術がお金を貰えるくらいにトレーニング出来たら、一時間で平均時給の2倍以上頂くようにもなりました。(技術✖️時給を、自分の技量であげれるようになる。)

だから、お金も時給制バイトをする必要が無くなり、時間を更なる作品制作に充てられるようになったので、とても充実しました。

美大生活は「0から1の創造」に夢中になる。

私は、昔から団体行動が苦手で、1人で没頭する事が得意でした。
だからこそ、デザインコンペの活動では非常に充実した生活を過ごせました。

1人での行動が好きな方・自分のペースで大学生活をしていきたい方は、デザインコンペに挑戦してみるのがオススメです。

中には家庭的な事情もあり、アルバイトを掛け持ちしながら大学へ通っている方もいるかと思います。
しかし、美大に興味のある人は自分のやりたい事・技術を持つ学生も多く、その得意を活かした作品を作ったり、仕事をしたりできます。人生の時間を切り売りしてお金を貰う時給制のバイトだけだと、もったいない気がするのは私だけでしょうか?

美大は一人一人持つ価値や技術が全く違います。
そのオリジナル性を最大限に活かし、お金を稼ぎ仕事を作っていくのもクリエイティビティーの楽しみ方だと思います。

もちろん、お金のことばかり気にしないで、作品制作の喜びを決して忘れず、美大生活を楽しんでいただけたらと願っています。