はじめまして、いのもちです。
もうすぐ大学に入って1年が過ぎます、はやい!ちょっと前まで制服着てたのになぁ…
大学の講義をワクワクしながら聞いたり、自分の可能性を模索しながら忙しく過ごしているからこそ、あっという間でした。
そんな今の自分を支えてくれているのは、高校時代の経験だと思います。特に学校の外で経験したことが大きく影響しているように感じます。
今回は私の経験から「学校外の活動に取り組む高校生活もアリじゃない?」というアイデアを共有します。
目次
中高生も挑戦できる「部活以外の選択肢」
学校に縛られず自由に活動するのは、大学生だけではありません。
一般的なイメージとして、中高生は勉強・部活・生徒会などに力を入れることが思い浮かびます。
しかし、中学・高校生活でできることは学校の外にも広がっているのです。
pupa母体であるop.Cには高校生メンバーがいます。彼女らは色んな団体でイベントの企画・運営に携わっています。私も高校時代、学校の外での活動に力を入れていました。
実際に私が学校外でやっていたことはこんな感じ。
中学時代
– 小学生への読み聞かせボランティア
高校時代
1年生
– キャンプイベントの運営
2年生
– グローバル未来塾inひろしま(平和構築について学び、)
– 広島模擬国連
– キャンプイベントの運営
3年生
– Future Global Leaders Camp(社会課題を解決する政策を考える合宿)
– 高校生一万人署名活動(核兵器の廃絶と平和な世界の実現を目指した活動)
これらは、県や地域の団体、大学などが主催する活動です。
書き出してみると、自分の関心が何かよく分かります。
「どのようにしたら人々が平和に暮らせるだろうか」「日本国内ではなく、外国と連携して支援を行うことに関われないだろうか?」と思っていたので、国際や平和に関連するものが多いですね。
なぜ学校外で活動したのか
活動を始めた理由は「人とは異なる経験をしてみたい!なんだか面白そう!」という想いからでした。
振り返ってみれば、学校の部活動になんとなく不満を感じていたのです。
イベントにどんどんと参加するようになったのは、高3になる前の春休み。
きっかけになったのは、はんどう先生のやさしい憲法のお話会というイベントです。たまたま見かけて、ふらっとイベントに行った初めての体験でした。
参加前は「高校生はこのイベントにふさわしくないのではないか?」と不安に思って、主催の方に「高校生ですが、参加して大丈夫ですか?」とメールしたほどです。
当日、私以外に高校生はいませんでした。
しかし、自分の質問や意見をないがいしろにされることはなく、むしろ温かく迎えられ、大人としっかり話をすることができました。
学校外の活動を通して、ワクワクする生き方や考え方の大人や同世代とつながり、今まで知らなかった世界が私の目の前に広がっていきました。
そして、未知の可能性を発見することがやみつきになったのです。
高校3年生から参加したイベント
3月
– 犬猫殺処分ゼロの真実 何がホント?知りたいあなたへ
5月
– 「コスタリカの奇跡」~積極的平和国家のつくり方~
7月
– 出張!伝える人になろう講座 in 広島(ジャーナリストが伝えることと情報を受けとることのノウハウを伝授)
8月
– 広島と長崎の若者が語る、「平和教育」とわたしたち
– ひろしま『ひと・夢』未来塾(広島の地域を豊かに暮らしやすくしたい大人たちがプレゼン)
– ソーシャルビジネスの闇〜リアル失敗事例から学ぶ〜
9月
– 坊主BAR
11月
– ピースボート地球一周経験者のホンネ
学校の外だからこそ得られたもの
学校内の部活や生徒会では得られないものが、学校の外にあったと私は感じています。
私が得たものを3つに分けてお伝えします。
1つ目:出会い
何より良かったと思うのは、出会いです。それも年齢や職業にとらわれない出会い。
学校で出会えるのは、先輩後輩と先生。それから、部活動の指導コーチくらいですよね。
でも学校外なら、幅広い年代の人と一緒に活動できることが多いです。
だから社会や将来について、ネットとは違うリアルな情報を知ることができます。
さらに年代だけでなく、職業や学校が違うことも魅力です。
実は、学校で出会う人は、同じような価値観や生活を持っている人が多いです。
私自身、色んな取り組みやイベントに参加する中で感じました。
学校の外で色んな人に会っていく中で、見えてくる範囲が広くなります。そして、見えてくるものも変わります。
また、私は年代・職業を問わず色んな生き方をしている人たちに出会い、あこがれの人たちをみつけました。これによって、自分の大切にしたいことがよりクリアになりました。
外から刺激を受けることで、自分はどうだろうか?と考えることができ、自分の大切にしたいものが見えてきやすくなります。
そうして考えることができたから、納得して進路を選び、今充実した大学生活を送れているのだ思います。
職業ではなく、こんな風に生きたい!と思うような素敵な大人に出会えたことに感謝しています。
2つ目:居場所
学校と家以外に居場所ができました。
そこは自分の新しい側面を発見したり、普段は言葉や行動にすることをためらいがない場です。
また、特に中高生は珍しいので、「すごいね」「えらいね」と褒めてもらえます。
当時は嫌でしたが、中高生という立場だから挑戦するチャンスをもらえたのかもしれません。
安心して自分のやりたいことを口に出せる居場所があったことは有り難かったと思います。
3つ目:進学先の大学
私は高校での活動内容や大学への志望理由が加味されるAO入試を受けたので、学校外の活動がたくさん役立ちました。
まず、ほかの人との差をはっきり見せられるところ。志望理由や面接で、自分の経験をもとに伝えられる内容が多く、説得力のある言葉で伝えることができました。
次に、イベントの運営に関わるための選考で、面接を何度も経験できたこと。試験官や会場の空気感を想像して対策ができ、本番も自信をもって話すことができました。
これらがあったおかげで、自分のやりたいことができる大学に入れたのです。
学校外の活動を探すためにしたこと
では、学校の外で参加できる団体やイベント、ボランティアをどうやって探したらいいの?なんて検索したらいいの?と思いますよね。
私は主に「チラシ」と「Facebook」を使っていました。
使うツールは人によって合う合わないがあるので、自分が使いやすいものを使ってくださいね。
方法1:チラシ
チラシは、学校や公共施設、イベント会場に置いてあるものを、ちょっとでも面白そうと思ったら持って帰るようにしていました。実は今でもその癖が抜けず、部屋がチラシだらけになっています(笑)
学校に貼ってあるポスターもさらっと目を通すと、意外に面白そうな募集がありますよ!
校内の掲示は、中学生や高校生を受け入れる態勢ができていることが多いので、初めて学校外の活動に参加するときでも安心です。
最もチラシの種類が多いところは、イベント会場です。個人が主催するこじんまりしたイベントのチラシもおいてあるので、ちょっと変わったものに出会える可能性が高いです。
方法2:Facebook
中高校生には馴染みがないかもしれません。
Facebookページを利用して告知をする団体は多く、イベント後にはFacebookでつながり、連絡を取り合うこともあります。そこから次回イベントのお誘いを受けることも。
Facebookに友人が増えてくると、タイムラインにいろんなイベントや団体の情報が流れてくるようになります。以前同じイベントに参加していた人なら、興味・関心も似ていることが多いですよね。
だから、比較的自分が行ってみたい!と思えるものに出会いやすくなるのでオススメです。
まとめ
中学高校では、「普通」が大事にされます。毎日学校に行き、受験して大学に行って、安定した企業に就職。もちろん、これが悪いとは思っていません。
しかし、学校ではそれ以外の生き方が見えづらいので私はもったいないと思っています。
イベントに参加する中で、私は「普通」にとらわれないカッコいい大人にたくさん出会いました。
大学に行かずとも、一つの仕事を長く続けなくても、社会課題に熱心に取り組んでいたり、2つの職業をかけもちしたり、いくつもの地域を渡り歩きながら生活したり。
こんな風に生きたいと思える大人たちと出会うことができました。
この出会いは学校の外だからこそだと思います。
学校の外には、多様で面白い世界が広がっていて、自分の可能性を広げる種が転がっています。
そして、それは案外簡単に挑戦できるのです。高校生だからできないなんてことはないと、いろんなことに挑戦する中で気づきました。
学校外に広がっている世界を覗いてみたいとワクワクした方は、ぜひ外の世界を体験してみてください。