神先凌太朗
同志社大学商学部4回生
大企業と中小企業の採用格差を無くすために、動画を使ったメディアの立ち上げに奮闘中。
ブライダルのムービーカメラマンとしての業務委託経験とデザイナーのもとで鍛えた企画力が武器。
中小企業向けの採用メディアを運営する”アークティウム”という団体を2019年4月に設立。
自身のモットーは「大切なことを大切にする」
今回は、中小企業に焦点を当てた事業を展開するに至った経緯や思いについて伺い、また大手メガベンチャー内定者でもある彼から就活の考え方について聞いていきます!
ーpupaのふさです!本日はよろしくおねがいします!
同志社大学4回生の神先です。よろしくお願いします。

目次
学生の持つ、中小企業へのイメージを変えたい
―神先さんはいまどんなことをやっているんですか?
今は、動画を使った中小企業のブランディングと、中小企業のための就活メディアの事業を立ち上げています。
ー中小企業のためのブランディングと就活メディア?!どういうことですか?
分かりやすく言うと、「学生の持つ、中小企業へのイメージを変える」ということを行っています。
ーそれはなにかきっかけがあったんですか?
昨年、友達に中小企業にインタビューする企画に誘われたのがきっかけです。
そこは大阪の中央卸売市場にある社員数20人くらいの会社さんでした。
それまでの市場は正直、きつい現場で、危ないイメージだったんですけど。
しかも朝6時台にだったこともあって、誘われた時はあんまり乗り気じゃなかったです(笑)
でも、実際に行ってみると働かれている方達はものすごく活気が溢れていて、
自らの役割に誇りを感じられている。
「僕はしらすの状態を見るなら誰にも負けない」
「お客さんに本当に美味しいものを勧めたい」
中央卸売市場で朝早くから毎日、しらすを売っている人の志を初めて知りました。
ー僕も中央卸売市場がそんな活気溢れていることは知りませんでした。それは衝撃ですね。
はい。
今まで私は恥ずかしながら中小企業を就職先として「なしだ」と思っていたんです。
でも、こんなにイキイキと働けるなら規模の大きい小さいとか関係ないと思うようになったんです。

多くの中小企業がリーチ力不足で学生に出会えていない
ーそれが今の神先さんの「学生の持つ、中小企業へのイメージを変える」という志に繋がっているんですね。
そうですね。学生の就職先の選択肢として中小企業の名前が挙がるようにしたいと思いました。
ーそこから動画を?
いえ、最初は学生と企業を会わせたら分かるだろうと、とりあえずイベントだと思って(笑)中小企業の経営者と学生が交流するイベントを開催したんですよ。
経営者さんと現在の就活の課題についてのワークや座談会を行いました。
そこで、学生が中小企業について理解を深めるにつれ、
納得感を持って働ける就職先として、中小企業が挙がるようになってきました。
ー中小企業のためにも学生にとってもいいイベントですね!
ありがとうございます!
けど、データで見るとまだまだ困っている会社さんものすごく多いんですね。
現在の就活というのは、依然として大企業が人気で、
中小企業の多くは、学生の採用に困っているという事実があります。
大企業は、1人の採用枠に対して、5〜10人以上の学生が集まる。
でも中小企業って、10人の枠に1人集まるか集まらないか、みたいな世界なんですよ。
ーそんなに違いがあるんですか。まあ実際に自分や自分の周りでも、大手企業か、きらきらしたベンチャー企業ばかりを見てますね。
そうなんですよ。学生は大手を基本的に見ていて中小を視野に入れてません。
それは中小のイメージが悪いと言うこともありますが、情報が少ないのが影響しているのかなと推測しています。
でも実際に僕は中央卸売市場に行ってみて、現場でしらすを売ってる人を見て、イキイキと働く姿に感化されたワケです。
これは他の人にも通ずると思います。
なので中小企業が学生の視野に入らない原因は「中小企業側のリーチ力が足りない」ということにあると僕は考えています。
ー中小企業って採用にかけられるお金や時間が限られていると思うから、就活生の目になかなか届かないですね。
そうなんですよ。その会社がいい会社で、働いている人が幸せに働いていても、それが、現在の就活生に十分に伝わっていないんですよね。
ー確かに、自分も中小企業というと就職先として視野になかったですね。
ーこの「中小企業を視野に入れる就活生が少ない」という問題を解決するために、具体的にどんなことをやっているのでしょうか?
中小企業の持っている良さをもっと就活生に知らせるために、動画を使って発信していくということをしています。
先ほどイベントの話をしたのですが、イベントはどうしても伝わる数に限りがあることから発信力のある動画を使うことにしました。
現代だと動画再生の手段も豊富ですし、職場に行かずとも雰囲気や実際の働き方を簡単に伝えられます。

10の魅力を10のまま伝えられるプラットフォームをつくりたい
ー将来の展望はあるのでしょうか?
はい!
動画制作事業としての機能も持ちつつ、就活生が集まる場所としてのプラットフォームを作っていきたいです!
そのために今は10社くらいサンプルの案件を頂いて、メディアの基盤となるコンテンツ制作を進めている段階です。
ー新しいプラットフォーム…確かに意義のある事業ですね。なぜ、そこまでの情熱を持てるのでしょうか?
中小企業の持っている魅力を10だとすると、今は1しか伝わっていないと思っていて、それがすごく悔しいんです。
私たちはその魅力を100にして伝えることはしませんが10を10のまま伝えたいんです。
僕はヒアリングやインタビューを通して数十社の中小企業の社長さんと話させていただいきましたが、どの経営者さんも熱いんですね。
でもその熱さは大手就活メディアでは1ミリも伝わってない。
日本の99.7%が中小企業ですし、日本を支えているのは中小企業なのに。
これじゃいけないなって思ってるんですよ。
今は動画を使って中小企業の採用ブランディングをやってます。
ですが、ゆくゆくは会社のウェブサイトであったり採用フローや採用戦略、広告等に関わるようなお仕事をさせていただきたいです。
そして中小企業に深く関わって、日本の中小企業を盛り上げていきたいと思っています。
ー熱い、素敵です。
それで中小企業支援をしている「ARCTIUM」って言う団体を創ったんです。
ーARCTIUMって単語なんかかっこいいですね。
実は「ごぼう」っていう意味で、泥臭くやろうと言う意味や、根っこのように支える存在になるみたいな意味がこもっているんですよ。
ごぼう抜きのようにスピード感を持ってやりたい意味もあります。
ー意味も素敵ですね!
そんな私たちのキャッチコピーは、「デカさじゃない、深さだ。」なんです。
つまり、学生が企業規模や知名度で見るんじゃなくて、深い根っこの部分で共感するかで企業選びをする就活にしたいという意味が込められてるんです。
学生も、視野を広げて見てほしい
ーつまり、盲目的な大企業病やキラキラベンチャー志向だけで就活するのがもったいないって思ってるってこと?
まさにそうです。
一定、目立ってる企業や大企業って採用に対してお金をかけてる。
つまり、これは採用を大事にしている証拠です。
しかし、目立っていないけど良い企業も存在する。
コストをかけられていなかったり、やり方が上手くいっていないだけなんです。
ーとはいってもなかなか、媒体で目立っていない企業はエントリーする機会がないし、見極めるのも難しいですよね。
だからこそ、僕がやりたいことは新たなプラットフォームとなるような媒体を作ることです。
今はまだ、マイナビやリクナビという大手メディアに人が集中していますよね。
もはやインフラなのでそのようなメディアは社会に必要です。
ただ、マイナビやリクナビで目立たないような企業の情報を就活生にリーチできるような「第三の場」となるようなメディアやプラットフォームを作りたいんです。
ー今の大手メディアの問題点はどこにありますか?
二点あって、
一つは優良な中小企業が、求人広告にお金をかけている大きな企業に埋もれてしまうことだと思います。
二つは定性的な、どんな雰囲気の会社かみたいなことはなかなか伝えづらい。
なのでどうしても売上や従業員数と言った定量的なところが目立ってしまう。
でも、動画を使ってPRをできるプラットフォームがあれば、中小企業のいいところをより適切に伝えられると同時に、
学生にとっても、より多くの今まで見えなかった選択肢に出会える場所になると確信しています。
ー最後に、自分自身の就活も含め、学生目線で就活を見たときに学生に伝えておきたい事はありますか?
僕も学生なので何か学生に言うのはおこがましいのですが、
一つ伝えたいのは「広く見て欲しい」ということです。
大企業、メガベンチャー、中小企業であっても自分に合っていればそれぞれ本当に魅力的な選択肢だと思います。
僕自身、就活の前半は大企業しか見ていませんでした。
でも、中小企業を見始めた時に、中小にも誇り高く働く人がいて、働くコトに上下はないんだと感じました。
就活は自分にとってどれだけマッチするか企業かと言うのは良く聞きますが、だからこそ、視野を広げて見て頂けたらなと思います。
しかも中小企業を見てもないのに中小企業は合わないってもったいなくないですか?(笑)
でも本当に見るだけでもいいので決めつけずに色んな会社さん見て、いい就活にして頂けたら幸いです。
本日はありがとうございました!
ーこちらこそありがとうございました。
キッカケになりたい
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多くのメディアで取り上げられるのは、有名人だったり、超多忙な成功者だったり。ネットの向こう側の人で終わることが多い。
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ということで
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