就活中のやまぐちです。
突然ですがあなたの軸はなんですか?
ここでいう軸とは物事の判断基準であり、「軸はなんですか?」という問いは「何をもって物事を良い/悪いと判断しますか?」とも言いかえられます。
人は一日に9000回だか35000回だかの判断をすると言われています。
その判断基準、つまり軸は人それぞれであり、無意識のうちにその人自身の過去の経験や生まれ育った環境が影響しています。
就活生である僕はいろんなところから就活の軸は?と聞かれるわけです。
また、先輩からや就活情報サイト、セミナーでも「自己分析して就活軸を作ろう」と散々言われます。
実際に僕も軸を作るために自己分析をしましたが、なかなか軸になってくれませんでした。
そこで、今回はAppleの創業者であるスティーブ・ジョブズの話を参考に、軸の作り方を考えてみます。
軸作りのための自己分析
軸を作るための自己分析の方法はたくさんありますが、モチベーショングラフは特に有名な手法の1つです。
モチベーショングラフとは、生まれてから現在までの行動や感情を書き出してみて、それぞれに対して「なぜ?」と深堀りしていく自己分析です。
過去における一点の行動は、現在の行動に意味をもたせてくれています。
だからこそ、現在の自分を理解するには過去を振り返って「なぜ?」と問うことができる時系列のあるモチベーショングラフを使うのですね。
点で見るのではなく、点と点を繋ぐ線で見ることが大切
ここからは、スティーブ・ジョブズの名言をもとに軸の作り方を考えていきます。
自己分析をしていた僕は、正直なところ幼少期までさかのぼっても意味がないと思っていました。
しかし、高校時代を起点として自己分析すると結局中学・小学校とさかのぼっていくことになります。
できるだけ過去の自分を知り、行動の根拠をはっきりさせることで、ロジックの通った軸になると思っています。
大学時代や高校時代などの直近の点だけを見ていては、思考の深さがなく面接で深堀りされても対応しきれないのかもしれません。
“connecting the dots”
知っている人は多いかも知れません。
Appleの創業者スティーブ・ジョブズが母校でスピーチした際に言った言葉です。
簡単に紹介すると、
スティーブ・ジョブズは大学を中退した。
学費は非常に高く、両親が頑張って貯めてくれたものすべて消費した。
そのときを振り返ってみると、人生で一番の決断だった。
キャンパス内でみたポスターのカリグラフィーに感激して、どうやって書くのかを学んだ。
それがMacを作ったときの参考になった。
大学時代に点を繋ぐことはできなかったが、10年経ってはっきりと繋がった。
つまり、未来にある点は繋ぐことはできないけど、過去にある点は繋ぐことができる。
僕はこの話を聞いて、「大学を中退した」「偶然カリグラフィーの授業を受けた」「Macを作った」という3つの大きな点が繋がってスピーチ当時のスティーブ・ジョブズが構成され、理想とするAppleの未来に向かって邁進していたのだと思いました。
線は無数の点からできているわけで、その過去の点ひとつひとつは自分の軸を作る上で参考になると思いませんか?
最後に
軸は人によって異なります。
自分はどういう人間で、何がしたくて、それらは「なぜ」なのか。その「なぜ」を、自分の過去を一つ一つ深堀りながら探していきます。
見つかったなぜが、あなたの軸ではないでしょうか?
今の僕が直面している課題としては、「なんのために企業へ就職するのか」ということです。
これに自信を持って答えられるように、引き続き過去の自分を見つめなおします。
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